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親は習い事に何を求めているんだろう?

今回はわたしの本業・「ピアノのせんせ」の話でございます。

仕事に役立つヒントを探して、また、HPはピアノ学習者の保護者の方に見ていただけるように、いろいろなサイトをネットサーフィンしていますが、あるとき検索で出てきた、いわゆる「お受験系」掲示板サイトにある習い事スレッドを読んで考え込んでしまいました。

お受験系なので、どちらかというと熱心な親御さんが多いとは思うのですが、どうも熱心さの方向が違うような???気になったのは、「受験があるので、ピアノ(とかバレエとかサッカーとか、なんでもいいですが)をやめさせる」という表現とか、「受験勉強のためには習い事は○年生くらいまでと決めているので」という表現。そこに子どもの意思は、たぶん、ないと思います。受験塾の先生なんかは、習い事ははっきりいって邪魔だと考えている人もいるのかもしれない。(聞いた話なので、すべての先生がそうかということはわからない)

以前の生徒で、私立受験塾に通うために、ピアノを泣く泣くやめた、っていう子がいるんです。ほんとにちっちゃい頃から見てきて、まだひよこ先生だったわたしも彼女を教えることでいろいろ教えてもらったという、そういう子です。ピアノもよく弾ける、頑張りやで頭もいい子です。彼女の塾スケジュールのあまりの過密さと、「お母さんがもう乗り気になっちゃって、是非受からないとダメみたいなムードになっちゃったの」(小5で、そういう冷静な見方が出来る子なのです)という、「他の人が何言っても無理だな」という状況で退会になってしまったのですが、まぁ受かったからいいようなものの、これでもし第一志望の学校がダメだったとか、単願で落ちて公立中だったら本人、うらんでたかもしれません。それに、結構習い事と両立しても受かってしまう子ってのもいるんですよね。「edu」の6月号で中学受験の特集がありましたが、(うちはどうにも費用の面で無理なので考えていないけど)習い事をうまく気分転換に使ったり、生活リズムに組み込んでというお子さんも多いです。習い事の先生の理解ってのも大きなポイントのようです。

それとは別の掲示板とか、同業の集まりでは、「ピアニストにさせるつもりはありませんから、って、キーボードしか買わない」「いや、買うならまし、買わないで済ませる」なんて、笑うしかないような話も。う~ん。習い事は何のためにやるんだ?「子どもにピアノを習わせている自分が好き」とかそういう次元じゃないでしょ。逆に「子どもが嫌がったのでやめます」というのもアイタタタ・・・と思うのですが。人生いやなことも多い、後回しにしたいこともたくさん。でもその中には、どうしても「今」やらなければならないことも多いし、楽器でも運動でも、ある程度楽しめるレベルまでいくためには、反復練習だの、ヤマを乗り越えるだの、緊張してどうしようという体験をするだの、っていうのは必要になってくるわけです。そういうことを学校の勉強ではない部分で体験すること、っていうのが、習い事のイミなんじゃないか、というように、「練習しないけどカッコよく弾きたいし、キライなわけでなくただ面倒なのでやりたくない」っていう子を持っているわたしとしては感じるようになってきているわけです。

(ちなみに。

実はわたし、中学受験組でした。結果は、落ちました。落ちて公立にいっちゃったので、挫折感はすごくあった。だってクラスの子たち、わたしが受けたの知ってるもの。その受験のための塾通いをしつつも、ピアノをはじめとする習い事はやめずに続けてきたため、現在の自分があるのかもしれません。高校受験の時も普通にレッスンに行ってました。これは運動部に入っていた妹もそうだった。だから、「受験だからピアノをやめるなんて言い訳」っていうかなり厳しいことを言うわけ。教え子で私立に通ってた子もいたけど、私立の音楽の授業、場合によってはかなり高度だったりしますので、びっくりというケースもあります。たとえ中断してもまた楽しめるようになるためには、どんな習い事でもある程度のレベルまでいっておいたほうがよさそうです。)

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習い事」カテゴリの記事

コメント

うちの娘もいろいろ習い事をしているので、興味深く読ませていただきました。
「習い事に対する考え方」は様々なんだなぁ、という感想ですね。

うちの娘も今、ヤマハのグループレッスに入っていて、過去には個人でピアノを習っていましたが、うちも確固たる目的があってやっていたわけではない方だと思います。

うちの場合、ただ生活の中に音楽があってほしくて、音楽の基礎的なものにふれてみさせたくて、そのための手段は、鍵盤でも弦楽器でも何でもよいと考えていたのだけれど、やはり幼児の音楽教室というと大体が鍵盤になってしまうので、それをやっている、という感じです。

今のグループクラスを終えた時点で、本人が鍵盤をやりたいと言うなら続けてもいいし、他の楽器に興味があれば、それでもいいし、と考えています。
もし、鍵盤がいいと言うなら、できればピアノがいいなぁ、という希望はありますが(^^ゞ

私は、本人があまりにも嫌がるなら、やめるのもありだと思っています。
ただ、それが、目先だけの「嫌」なら、もう少し頑張って貰いたいとも思いますが、本当に「その子にはむいていない」という場合もあると思うので、その辺を考えた上で、やめるなり、しばらく休んでみるなりするのは、間違っていないと思いますがどうでしょう。

でも、
「受験のために習い事をやめる」という考えはなかったので、ちょっとビックリでした。今は、そう考えるのが普通なんですねぇ(´~`)

投稿: まこ | 2006年7月20日 (木) 15時06分

その子にとって向いているものって、きっと誰に言われなくても本人が頑張るものなんでしょうね。

個人的には、受験させるならなおさら音楽とかスポーツなんかの習い事を続けながらの方が、バランスが取れるんじゃないかと思います。

泣く泣く止めさせるのなら、最初からさせないか、受験までのお休みとかにしてあげないと、ちょっとかわいそうですね。

投稿: がら | 2006年7月23日 (日) 02時01分

まこさん、がらさん、コメントありがとうございました。

わたしは仕事柄やっぱり、「先生」の立場で考えてしまうことが多い習い事の話なんですが、親としてもどのようにかかわるのがいいのか、っていうのは常に悩んでいます。
うちの場合は、「おそなえ先生んちのことっぴちゃん」ということで、先生から期待されるものも多くて、大変かもしれません。

そういえば、調律師さんから聞いたのですが、難関校を軽々受かっちゃう子、っていうのは、結構スポーツも得意だったり、ピアノの練習もうまくやっているっていう子が多いんだそうです。

投稿: おそなえ餅1号 | 2006年7月24日 (月) 13時45分

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